はいはいサテライト

プログラミング、ピアノ、読書

読書

『ロック・ギタリスト伝説』 萩原 健太

★★★★☆ 自分で言うのもなんですが、ロックミュージックは大好きです。 大学生のときにバンドを組んでいて、iPodの再生数上位には「ニルヴァーナ」、「ピクシーズ」、「Rage againist the machine」などのロックバンドが占めている、割と典型的なロック好きだ…

『まさかジープで来るとは』 せきしろ、又吉 直樹

★★★☆☆ 何か、じわじわくる。 これは詩なのだろうか、あるあるネタの大喜利か。初読で「あー、わかるわかる」とくすりと笑った文が、次読むときにはどことなく物悲しく感じたりもする。 つまらない、とスルーした詩も、数秒あとに情景を想像してしまうと笑い…

『恋文の技術』 森見 登美彦

★★★★☆ 書簡形式で書かれた作品。 海月(くらげ)の研究のために京都から能登半島に出向した大学院生が主人公。 愛しの思い人に最高のラブレターを書くために、友人、先輩、妹や小学生と文通武者修行を開始する。この作者の小説には、放漫で天上天下唯我独尊…

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

★★★★★ 伊坂作品はほぼ全て読んでいるので、本作もワクワクしながら読み始めた。 そして、続きが気になって頁をくくるうちに一気に読み終わってしまった。結論からいうと、おもしろい。 引き込まれるストーリー、魅力的な登場人物。いつもの伊坂節は健在。で…

『つきのふね』 森 絵都

★★★☆☆ 途中まで読んでどんなジャンルの小説か、わからなかった。 宇宙船の設計図作りに没頭する青年がでてきたあたりから、本当に宇宙に飛んでいくんじゃないか、実はSF小説なのでは、と思っていました。 その青年のほかにも、万引き不良少女、度が過ぎて…

『少し変わった子あります』 森 博嗣

★★★★★ 行方不明の友人から昔紹介された料理屋。 営業場所は不定。あるときは繁華街の地下。あるときは芸術家の遺した家。またあるときは廃校の一部屋で。 会員制の高級料亭のような趣だが、風変わりなのは、女の子と一緒に食事をするというシステム。 そう書…

『幽霊が多すぎる』 ポール・ギャリコ

★★★★☆ ギャリコの作品では『雪のひとひら』しか読んだことがなく、ギャリコ=童話作家のイメージでした。 この小説も、幽霊屋敷にすむ人間と幽霊が巻き起こすハートフルコメディのような内容だと勝手に想像して読み始めましたが、意外とオーソドックスな推理…