2011-06-20 『つきのふね』 森 絵都 読書 ★★★☆☆ 途中まで読んでどんなジャンルの小説か、わからなかった。 宇宙船の設計図作りに没頭する青年がでてきたあたりから、本当に宇宙に飛んでいくんじゃないか、実はSF小説なのでは、と思っていました。 その青年のほかにも、万引き不良少女、度が過ぎておせっかいな少年、へびのようにしつこい店長。 個性的な登場人物がでてくるが、すべてが何かしらの弱さを抱えていて、他人を思う気持ちにあふれている。 最後はずるい気がするが、泣けました。同じ作者の『永遠の出口』という小説も今度読んでみたい。